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2006年 02月 26日
サマーインターンとは何か?
2年生になる前の夏休みの間に行う企業での職務体験のことで、 自分の興味のある業界やポジションについて詳しく知るための大事な機会。 しかもサマーインターンをやった企業から卒業後のオファーをいただくことも 稀ではないので、皆、転職活動のような必死さで活動するのだ。 ところで日本語で「インターンシップ」と検索すると、 「海外で憧れの夢をつかむ!働きながら英語を学んでなりたい自分へ近づく!!」 といった夢のようなプログラムがたくさんひっかかる。 こういうプログラムに文句を言うわけでは決してないのだが、 「実務よりも働いている人とのコミュニケーションを体験」とか 「ビジネススキルや語学力といった能力よりもやる気や コミュニケーション能力という人間性が重要視される」とか 「英語ができなくても皆とっても優しい!」とか 書いてあるのを見ると、ここ数ヶ月で粉々になった 自尊心の欠片を探すことに必死になっているワタシとしては、 お金を払うだけでそんな素敵なインターンができるなら。。。と つい素敵なうたい文句にすがってしまいそうになる。 こういうプログラム、きっとワタシのような人を対象にしてがっぽがっぽ もうけてるんだろうな。いや、決して否定してるわけではないのですよ、ホントに。 さて、話を戻してMBAにおけるインターン先獲得のための活動には以下のような プロセスが含まれる。 (1)業界・会社の選定 (2)Resume作成 (3)企業説明会への参加とネットワーキング (4)Cover Letter作成 (5)面接への招待/申し込み (6)面接 基本的には日本の大学生がする就職活動と同じような雰囲気だが アメリカの就職活動は意外にも(3)が大きな割合をしめる。 以前書いたこれも、これも、全て(3)関連のことだったりするからあなどれない。 しかも、学校の就職課が行うセミナーのようなもので 「右手に飲み物、左手に食べ物。この状態で正しくリクルーターと話をする方法」 というものがあったりするくらい。 このセミナーでは ・お皿に食べ物をてんこ盛りにするのはやめましょう ・口の中に物が入っている時に話すのはやめましょう ・食べるのに夢中になりすぎてリクルータの話を聞かないということがないようにしましょう ・食べにくいものが出たときは小さく切って口に入る大きさにしてから食べましょう ・ぼろぼろこぼさず食べましょう ・明るい表情で相手に興味があることを示しながら話しましょう ・「自分が自分が!」という態度になりすぎることなく他の人にも話すチャンスをあげましょう ・一人で所在なさそうにしているリクルータこそチャンス!積極的に話しかけましょう ・必ず相手の目を見て握手をしてからその場を去りましょう 等々、お見合いパーティの注意事項か?これは??と思うようなことまで習ったりする。 「あったりまえじゃん、ねぇ??変なのぉ~。あはは~。」と にやにやしているワタシの横で神妙な顔で大きく頷きメモを取るアメリカ人達。 しまった・・・この人達、マジだ。 とりあえず今さらメモとるのもアレだけど、一人だけにやにやしているのもナンなので "Networking!!"とだけハンドアウトに書き残してみる。 我ながら簡潔でよくまとまったメモだこと。うひ。 このネットワーキング、何のために必要かというと少しでも リクルータに顔と名前を覚えてもらって、 「ほほぅ、あの時のヤムリンゴだな。あの時彼女はまぶしかった。よし、面接だ!」 と思ってもらえる為にするものらしい。 ほんの数十分話したくらいで、そぉんなバカな・・・と思っていたが 色々な方面から話を聞くと、リクルータを知っているかどうかで 提出した履歴書の積まれる山が変わることは、ここアメリカでは本当にあるらしい。 実際、 「"ワタシってばクラスの人気者なんですぅ!"というメッセージをリクルータに 植えつける為だけに大して仲良くもない同級生からリクルーティングの場で 必要以上にべたべたされて利用された。きぃーーー、アイツ何様~!!!!」 という友人の叫びを何度となく聞いたりもした。 これがアメリカのネットワーキング?と気弱なワタシはそんな話を聞くだけで いつ自分の身にそんな出来事が降りかかるのだろうとびくびくしたものだ。 が、そんなチャンスは訪れなかったけど。利用する価値もないってこと? 恐るべし、アメリカのネットワーキング。 (続く) #
by yumringo
| 2006-02-26 00:47
| 就職活動 サマーインターンの巻
2006年 02月 20日
先日、無事にサマーインターン先が決まった。
西海岸の某ソフトウェア企業の人事グループ。うほっ! (喜ぶワタシのイメージ画像) 実はこの会社、日本で勤めていた会社のアメリカ本社なのである。 世間では悪の帝国だのなんだの言われるこの会社だが、 どちらかと言うと腹黒派のワタシとしては大変居心地が良く 大好きな会社だったので会社を去るという決断は辛いものがあった。 (エンジニアとしてはもう限界だったという説もあるが。) そういうわけで、キャリアを変えるのであれば、この会社からもう一度 エンジニア系ではないポジションで、しかもアメリカの本社で修行を 積んでみたいと思っていた。 ところが、エンジニアからビジネス系のポジションへの転換、 アメリカでの就職活動、言葉の壁、日本もしくはアジア系のポジションではない、 前に働いていた会社とは言えプロセスは一からのスタートなどなど、 何重にも重なる苦難の連続だった。 自分で受けておきながら、まさかオファーをいただけるとは 正直思っていなかったが、これも運と縁。 どこかの誰かに参考になるかもしれないということで就職活動の記録を 書いておこうと思う。 「運と縁で受かったクセに偉そうに。」とか1秒でも思ったそこのアナタ、 運と縁で受かりましたが何か?ふんっ。 ちょっと長くなりそうなので次回に続く。 #
by yumringo
| 2006-02-20 01:14
| 就職活動 サマーインターンの巻
2006年 02月 15日
今日の出来事。
日本人の同級生と窓辺に座り話をしていたところ 「View Book に使う写真を撮りたいんだけど、いい?」と カメラマンらしき人に声をかけられた。 ちなみにView Book というのは、これから入学することを 考えている人向けの学校案内のこと。 なんだかよく分からないが、とりあえず OK と返事をしてみる。 ヤムリンゴ、国外モデルデビューか????うひ。 実は、こういうパンフレットに載るのは3回目。 1回目は前に勤めていた会社の新卒向けパンフレット。 個人名が出てのったわけではなく、「カフェテリアでの語らい」を テーマに写真が必要だったとのことで、急遽ノミネートされる。 適当にご飯食べながらしゃべっていてくださいとのことだったので とりあえずご飯を買いに行く。 その日、私が選んだメニューはカレー。お盆にカレーと水をのせて 席に戻ると、カメラマンから「うーーん、ちょっとねぇ」というお言葉。 そして、隣の男の人が買っていた定食&デザートのプリンのセットと 私のカレーが交換されてしまった。 「一応見栄え的に・・・、ね?」 何よ、女子が昼にカレー食べちゃいけないわけ?と言いたい気持ちを抑え とりあえずこわばった笑顔で写真におさまる。 多分今はもう、その会社案内使われてないだろうけど。 そして2回目。 こちらはお客さんの会社のサイトに実名で紹介されたもの。 実名で紹介されるのであれば!ということで、当日はばっちりフルメイクで のぞんだものの、出来上がりの写真はイマイチ。 プロなら実物よりも美しく、そして実物よりもほっそりと うつすものではないのか? と逆ギレしてみた。o(`へ´)o 未だにワタシのフルネームで検索すると、これ、出てくるが 密かに写真の差し替え希望中。 あ、ちなみにヤムリンゴで検索しても当然出てきませんから。 そして、今回のView Book。 これまた、その辺にいたアジア人に適当に頼んだ感ありありだけど。 「シカゴで見つけたGSB のPuffy Ami☆Yumi」 とかいうキャプションがついたらどうしよぉ~。 ・・・・。 ってか、つくかっ、そんなもん!!! っていう突っ込みを一応自分でしてみるヤムリンゴ 32歳。 ちなみに、もう一人の同級生はAmiYumiどころか男性だし。 ま、この場合、ワタシがAmiかYumiかがより重要なのであって・・・。 いや、だからそんなレベルの低いキャプションはありえませんってね。 GSBの格とか品とか落としてますかね、ワタシ? ちなみに写真は上から下から横からアップで、 カメラ目線、遠い目、アンニュイなワタシ、語らう二人、流し目の二人など いろいろなパターンあり。 "View Book に採用されない"に10,000点!って気がするが、 ネタとしては是非見てみたいとか思ったり。 未来の受験生の皆様、View Book にアンニュイなアジア人二名がうつっていたら 是非「シカゴのPuffy」と覚えておいてください。 残念ながら、皆さんの入学時にPuffy は卒業していると思いますが。 同級生のワンちゃんこと I さん、 明日からワタシとアナタはPuffyということでひとつよろしくお願いします。m(_ _)m #
by yumringo
| 2006-02-15 02:04
| 雑記
2006年 02月 04日
二月は逃げると言うが、ワタシの場合9月ごろから
毎月毎月気が付けば逃げられっぱなし。 おーーい、怒ってないから戻っておいで~。 なんだかそんな気分。 さて。随分更新ができずにブログを放置気味。 そろそろ日本にいる友人知人家族親戚の皆さんにも 忘れられ始めているような気がして、これではいかん!と 就職活動(サマーインターンの為の就職活動)と中間試験で 相変わらずワケの分からない状態になりながらも 学校の図書館から更新してみる。 今学期の勉強についても、就職活動についても 書くべきことは色々あるものの、どちらも今の時点で詳細を書くには ちょっと生々しすぎるので(?)もう少し落ち着いてから書くことにしようと思う。 その代わり、ご報告。明日から西海岸にサマーインターンの就職活動の 面接にいってきまーす。ドキドキ。 得体の知れないガイジンがシカゴから飛んできて 「ワタシ、ガンバルマス、ハタラク、スキ。」 と100万ドルの笑顔で言うのだから 仕事のひとつやふたつ、くれてやってもいいものだと思うが。 まぁ、現実は厳しそうなので、とにかく面接という場を楽しめるよう ベストを尽くして参りまする。タダで、西海岸まで飛ばせてもらえるんだし。 友人にも会ってくる予定。この友人(日本人)、前の職場の人でアメリカ本社勤務。 旦那さんがカザフスタンの方なので、苗字は「○○○ノーバ」さん。 この苗字、日本人にはなかなか覚えるのが難しいのか、彼女の日本にいる友人からは 「○○さん、結婚してボラギノールさんになったらしいよ」と言われたらしい。 近いけど大きな間違いで素敵。 すっかり話がそれてしまったが、そんなわけで Fly Me To The West Coast ふたたびです。いってきまーす! *つい先程、友人とは今回会えないことが分かりました。 というわけで、日曜日は一日ホテルにこもって大人しく試験勉強してます。。(T_T) #
by yumringo
| 2006-02-04 13:36
| 雑記
2006年 01月 15日
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
・・・・。 って、気が付いたらもう1月も中旬じゃんっ!!! 連絡しても挨拶がない!と怒っていた方、申し訳ありませんでした。m(_ _)m 冬休みが明けた瞬間から再び何がなんだか分からない毎日に フラフラヨレヨレしていました。もう少し更新できるように頑張ります。 さて。 学校が始まった。2ターム目だし、多少は慣れたに違いないと思っていたが。 就職活動、山のようなリーディング、授業初日からの宿題と ふやけた脳みそとだらけきった体にこれでもかっ!これでもかぁーーっ!と ムチが打たれる毎日。気分はまるで戸塚ヨットスクール in シカゴ。(古っ!) でも実はきっついワークロードよりも何よりも、すっかりトラウマとなってしまっている 先学期の記憶を引きずりつつ、就職活動やら新しいクラスやらなにやらで自信をなくし 「ひょっとしたらワタシは550人の学生の中でダントツ要領が悪い上におバカなのでは? いや、そんなことはない。ミミズだってオケラだってワタシだって頑張ってるんだ。」 という弱い自分との戦いが何よりもストレスフルだったりする。 そのうち友人に 「オゥ、yumringo、後頭部に25セントハゲができてるぜ、ベイビー」 と言われても不思議でないほど、毎日毎日落ち込んでいたりするが 落ち込んでも仕方ない。 西川きよし師匠も言ってたみたいに、「小さなことからコツコツと」を モットーに前を向いて進むしかない。 今回取っているのは、 Investments Competitive Strategy Managing The Workplace の3つ。ビジネススクールらしい授業になってきた。 特に Managing The Workplace は副学長がじきじきに 教えるクラスで、今回もっとも楽しみにしているクラス。 この副学長、2児の母でもあり、もともと経済学が専門なのだが 二人目の子供を産む時のマタニティーリーブ(出産休暇?)で 働き方、Work/Lifeバランスのようなことを色々と考えたことを きっかけに、こういった講義もするようになったらしい。 まだ2回だけしか講義を受けていないが、ケースの内容も 女性の労働力維持や、雇用時の評価方法、効果的なトレーニング等 非常に興味深い。 今回スタディグループを一緒に組んでいる仲良しのクェート人のCに 「ワタシ達、他のアメリカ人と違って多少老けてるんだからさっ、 恥ずかしいものなんて何もないわよね。」 と微妙なお誘いを受けたおかげで毎回一番前の席に座って授業を 受けているが、どうしても80%くらいのサイズに縮こまってしまう。 副学長と目が合うとまだまだ緊張しますよ、そりゃ、あなた。 授業の内容については、また今度。 さて、今夜もリーディングなり。。ひぃ。 ガムバレ、ヤムリンゴ! #
by yumringo
| 2006-01-15 20:55
| 悪戦苦闘記
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